こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
恐怖心との付き合い方について考えたので、今日はその話を少し。
古民家の一人暮らしはめちゃくちゃ怖い
僕は今、石川県能登半島穴水町にある、”ぼりちゅに邸”というシェアハウスに住んでいます。
シェアハウスに住んでいると言っても、今住んでいるのは僕一人です。
まじで意味がわからない。
古民家での一人暮らしは、控えめに言ってもめちゃくちゃ怖いです。
#ぼりちゅに邸 で一番怖い場所です。 pic.twitter.com/34h6Zv1F5I
— アユムハンマド|居候男子 (@ayumukizu) 2018年7月6日
洗面所で歯を磨いている時、鏡の中に誰かがいる気がしてならない。
口をゆすいでペッてした後、顔をあげたらそこに見知らぬ女の人がいるかもしれない。
「いるわけないよな…。笑」って思って後ろを振り向いたら、赤い服をきた女の人がうああああああああああ。
っていう想像を、1日50回くらいしています。
でも、もしかしたらこれはチャンスかもしれないなと思いました。
今までこんなに怖い生活をしたことがなかったので、解像度をあげれば何か新しい発見があるかもしれない。
自分の気持ちをコントロールするという意味で、勉強になることがあるかもしれない。
と、自分に言い聞かせました。
怖がる自分を観察してみる
とりあえず、怖がる自分を観察してみることにしました。
囲炉裏の部屋で、一人でぼーっとしてみます。
【ぼりちゅに邸・ぼりえっ邸初期メンバー集合写真】
明日、しおりんがぼりえっ邸を旅立つと共に、ぼくがリバ邸全国行脚に出るので、今日は初期メンバーで集まれる最終日。 pic.twitter.com/IlQwI3ltLN— ぼりさん (@borilog) 2018年6月28日
みんなで楽しく過ごしていた囲炉裏の部屋も、一人になると途端に怖い。
半透明のガラス戸越しに、誰かがこっちを見ている気がして仕方がありません。
あ、今怖がった
また古民家は、出処のしれない音がします。風邪の音、ネズミの音。
原因のはっきりしない物音が、キッチンの方から聞こえてきた時には、白いワンピースをきたずぶ濡れの女性が包丁を研いでいる気がして仕方がありません。
あ、今怖がった
「あ、今怖がった」
不思議なことにこの観察を続けていると、いつの間にか怖くなくなります。
というか、怖い想像ができなくなってくる。
怖くなくなると、冷静な判断ができるようになります。
今やるべきことは怖がることではなく、部屋に戻って寝ることであるという当たり前のことに気付き、その後さっさと寝ました。
冗談みたいな話ですが、これはなかなか不思議な体験でした。
目を向けると感情は膨らむ
おそらく怖いと思う感情は、目を向ければ向けるほど膨らんでいくのだと思います。
僕は怖いという気持ちが膨らむ前に、「あ、今怖がった」と思うもう一人の自分に切り替え続けたため、怖くなくなったんだと思います。
自分の中で”傍観者としての自分”の割合が、”怖がる自分”の割合を超えた。
この考え方は、別のシーンにも応用が効くような気がしています。
僕らは時々、考えなくてもいいことを永遠と考え続けてしまう。
「さっきの発言は、相手を不愉快な気持ちにさせてしまったかもしれない。」
「本当は、違う言い方をしたほうが良かったのかもしれない。」
考えても仕方がないとわかりつつ、頭の中から追い出しにくい思考がある。
そんな時は、その感情から目を背けてしまえば良いのだと思います。
その感情が湧いてきたら、別のことを考えることをルール化する。
きっとそれだけで、厄介な思考は自然と消えていくのだと思います。
終わりに
以上です。
目を向けると膨らむのは、何もネガティブな思考ばかりではありません。
幸せだと思えば幸せになるし、できると思えばできる。
孤独なシェアハウス生活でこんなことを考えている自分は、なんとなくサイコパスっぽいなと思いました。
また来てね!
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