こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
時々思い出したように考えるのが、「本当に重要なことが、そんなにたくさんあるわけない」ということ。
今日は、この話を少し。
頭の中のノイズと世界の美しさ
いつまで昔の話をしているんだと笑われてしまいそうだけど、初めてその感覚を知ったのは、新卒で入社した会社を辞めた時だったと思います。
当時はそれなりに忙しくしていて、正式に退職した次の日も、いつ上司から電話がかかってくるものかとビクビクしていました。
「あの書類入ってないぞ。」
「〇〇さんから電話あったけどどういう話で進んでるの?」
「来週のイベントのことだけど。」
心当たりは、ちょこちょこあった。
でも午前中が終わって午後になっても、一夜が明けても、上司から電話はかかってきませんでした。
寂しい気持ちになったわけではないけど、「本当に、俺一人抜けても全然回るんだな」と思った。
それから一気に、頭の中のノイズが消えました。
常に脳裏にへばりついていた諸々の心配事がゆっくりと離れていって、脳が軽くなっていくのを感じた。
急に考えることがなくなり、何を考えればいいのかよくわからなくなってしまった僕は、外をフラフラと散歩しました。
それまで気にも留めていなかったけど、道端に花が咲いていたりしていて、世の中はすっかり春になっていたんだなと思った。
世界はこんな美しかったのかと、詩的なことを考えたりもした。
あんなにリラックスできた日は、後にも先にもありません。
本当に重要なことがそんなにたくさんあるわけない
別にロジカルな話ではなく。
単にそういう、自分の中にあった諸々の「重要なこと」を手放して、脳を空っぽにするのが好きなんだと思います。
なんなら病みつきになっている。
参照:腕を捥いだら羽が生える
いつだって、手放せないことなんて何一つないはずです。
手放せないと思い込んでいるだけ。
本当は、積み上げてきたものなんて何もない。
心が踊る方向にいますぐ走り出せないのは、君が大人になったからだ。
自分には、何かもっと大事なことがあると思い込んでいる。
やらなきゃいけないことが、たくさんあると思い込んでいる。
でも、そんな義務感で走った先がそれほど開けていないことを、知らないわけじゃないはずだ。
本当はやらなきゃいけないことなんて何一つないはずで、それをきちんと認識できた時、それでもやることはなんだろう。
終わりに
以上です。
最近の自分はどうも、80点を目指しにいってしまっているように思えてならない。
置きにいってる。
またきてね!
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