こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
僕は今、札幌のゲストハウス『wagayado-晴-HaLe』さんにて居候をさせてもらっています。
ここでの暮らしが始まって最初の2、3日は、「ゲストハウスでの暮らしはシェアハウスでの暮らしにとても似ているな」と思っていました。
ゲストハウスの朝は、シェアハウスの朝と似てる。住人が毎日変わるシェアハウス。 pic.twitter.com/MF7TVA2wav
— アユムハンマド|居候男子 (@ayumukizu) 2018年7月28日
でもここにきて1週間が経とうとしている今、「ゲストハウスでの暮らしとシェアハウスでの暮らしは、やはり性質がかなり異なるな」と思うようになりました。
今日は、それについて少し。
シェアハウスに似ているゲストハウス
はじめに書いた通り、ゲストハウスに住み始めてまだ間もない頃は、「ゲストハウスでの暮らしはシェアハウスでの暮らしにとても似ているな」と感じていました。
地方のゲストハウスでは、連泊するお客さん(以下、ゲストさん)がとても多いです。3泊4泊、あるいはもっと。
連泊するゲストさんとは、次第に顔見知りになっていきます。
仲良くなればリビング(のようなスペース)で談笑したり、外で一緒にご飯を食べたりすることもある。
ゲストハウスで出会った人たちとジンギスカンしてました。この中に、徒歩で日本一周中の人が二人います。 pic.twitter.com/bGOgFzBS8D
— アユムハンマド|居候男子 (@ayumukizu) 2018年7月29日
常駐するスタッフに、入れ替わり立ち替りくるゲストさんを加えたその暮らしは、住人が目まぐるしく変わるシェアハウスでの暮らしにとても似ていると思いました。
ただゲストハウスでの暮らしが始まって1週間が経とうとしている今は、「ゲストハウスでの暮らしは、シェアハウスでの暮らしとは性質がかなり異なるな」と感じます。
箱をシェアするシェアハウス
シェアハウスに住んだことのある方ならわかるかもしれませんが、シェアハウスでの暮らしは、コミュニケーションを目的としていません。
一緒に生活をするからこそ、お互いに干渉しすぎない、独特の距離感がある。
空間を共有した結果コミュニケーションが起こることはあっても、コミュニケーションを目的として空間を共有することは、あまりないように思います。
「シェアハウスには住めない」と考えている方の多くは、ここを誤解しているような気がしています。
「シェアハウスには住めない」と思っている人こそ、シェアハウスに住んでみた方が良い。
そこで身につく力はいわゆる「コミュ力」とは全く別のもので、むしろ「人に対して鈍感になる力」。この力を養うと、シェアハウス以外の場面でも圧倒的に生きやすくなる。
— アユムハンマド|居候男子 (@ayumukizu) 2018年5月19日
誰かと一緒に住むというよりも、住まいという”箱”をシェアして住むというのが、僕の経験に基づいたシェアハウスのイメージです。
時間をシェアするゲストハウス
一方でゲストハウスは、シェアハウスとは違い、コミュニケーション自体を目的としている場であるなと感じます。
ゲストハウスには夜な夜な旅人たちが集い、出会うはずのなかった人と、交わすはずのなかった言葉を交わす。
インターネットでの繋がりとはまた別の、”普通に生活していたらありえない出会い”が幾度も起こります。
旅の目的地の一つとして、ゲストハウスでの一期一会の出会いを楽しみにきている方も多く、そこにゲストハウスならではの面白さがあるように思います。
シェアハウスでシェアするのが”箱”であるとするならば、ゲストハウスでシェアしているのは、”時間”であると明確に思います。
一緒に過ごす時間を、シェアしている。
シェアハウスとゲストハウスの違い
今書いてきたように、シェアハウスとゲストハウスとの一番の違いは、“コミュニケーションに対する積極性”だと感じます。
コミュニケーションを目的としていないシェアハウスと、コミュニケーションを目的としているゲストハウス。
とはいえ両者は全く異質なものというわけではなく、“コミュニケーションに対する積極性”の度合いによって、段階的に移り変わるものであるんだろうと思います。
シェアハウスっぽいゲストハウスや、ゲストハウスっぽいシェアハウスというのがあり得る。
ここを突き詰めていくと、何か面白いことが考えられるような気がしないでもない。
またこの話は、おそらくコミュニティの話にも展開できます。
僕は、あるコミュニティの中でコミュニケーションが積極的に行われていない状態は、そのコミュニティにとってよくない状態であると思っていました。
でも、それが一概によくない状態であると決めつけるのは、正しくないような気がした。
コミュニケーションが積極的に行われていないコミュニティには、また違った意義があるのだろうと思います。
この話は長くなりそうなので、また別の機会に。
終わりに
以上です。
今日の日中に、僕にヘルパーの仕事を教えてくれた旅人のズーちゃんが、次の目的地へと旅立ちました。
僕にヘルパーの仕事を教えてくれた旅人のズーちゃんが、次の目的地に向けて旅立ちました。寂しい。@WagayadoHaLe pic.twitter.com/RmjTY6oCV5
— アユムハンマド|居候男子 (@ayumukizu) 2018年8月1日
僕はこっちにきたばかりで色々と予定を詰め込んでしまい、なかなかゆっくり話せなかったんだけど、またどこかであった時にゆっくり酒でも飲みたい。
また来てね!
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