こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
昨晩hyphen,のメンバー全員で、ちょっとした作戦会議のようなことをしました。
「hyphen,これからどうしていこうか」を、みんなでざっくばらんに話す時間。
ちなみにhyphen,とは、昨年の10月青森県十和田市で結成したグループです。
グループの詳細については、現在挑戦中のクラウドファンディングのプロジェクトページに書いているので、ぜひ読んでみてください。
プロジェクトページ:【ふたたび、暮らしを考える】雑誌「hyphen,」の創刊号を届けたい!
チームとユニット
僕らは、自分たちのことを「創作ユニット」と呼んでいます。
「チーム」ではなく、「ユニット」。
この意図について書いている部分を、クラウドファンディングのプロジェクトページから以下に引用します。
「ユニット」という言葉は、本来2人から3人のグループを意味する言葉なのだそうです。
であれば、僕らは「ユニット」ではなく「チーム」と言った方が、本当は正しいのかもしれません。
でも、「チーム」ともまた少し違うような気がしていて。
僕らは普段、6人それぞれがフリーランスとして別々に活動をしています。
hyphen,としての活動をする時だけ、グループとして動いている。
つまりhyphen,は、みんなでひとつのビジョンを掲げて一緒に進んでいる「チーム」ではなく、それぞれがそれぞれのビジョンを持って集まっている、個の集合体です。
そんな6人グループを、僕らは今仮に、「ユニット」と呼ぶことにしています。
引用元:【ふたたび、暮らしを考える】雑誌「hyphen,」の創刊号を届けたい!
ユニットと呼ぶこと自体には、それほど強いこだわりはありません。
ただ、僕らが個の集合体であることについては、それなりのこだわりを持ってやっている。
集団としての指針が、個の指針を妨げるようなことはしたくないなと思う。
これはhyphen,結成時に、当ブログの中で書いていることと同じです。
集まることで、一人一人が今よりもっと自由で、もっと健やかで、もっと幸せな日々を過ごせたらいいと思う。
得意なことを共有して、苦手なことを補い合って、一人一人が心躍る方向に素直に進めば、勝手に豊かになる仕組みを作れたらいいと思う。
会社とユニット
以前僕が尊敬している経営者の方とお話しさせていただいた時に、こんなことを言われました。
「チーム(ここではユニットもおよそ同義)は難しいよね。会社の方が圧倒的に簡単。」
チーム(ユニット)と会社との決定的な違いは、契約関係があるか否かです。
会社では、集団を集団たらしめるための接着剤を、”契約”が担っている。
一方チーム(ユニット)には、それがありません。
じゃあチームないしユニットでは何が接着剤的な役割をするのかというと、定石とされるのはおそらく”ビジョン”。
集団として向かう先を明確にし、各々がそこに共感することで、集団が集団であり続けることができると思う。
関連記事:理念を掲げるのは誰か。会社やチームに所属する意味合いが変わってきている。
しかし、こと僕らに関していえば、今の段階でビジョンを接着剤として進んでいくのは難しいだろうと思っています。
hyphen,のビジョンと個のビジョン
hyphen,のビジョンは、極めて限定的です。
地域に一定期間滞在し、その地域での”暮らし”を発信していく活動(#勝手に〇〇暮らし)を続けていくと仮定すると、その活動を続けるために満たさないといけない条件がそれなりに多い。
働き方も、暮らし方も、家族観も。
各々のコアにくるであろう内容と、切り離して考えることができません。
それはつまり、hyphen,として描くビジョンが、各々が各々で描くビジョンの妨げとなる可能性が高いということです。
わかりやすいところでいうと、自分のビジョンに従いスキルアップのため就職するという選択と、hyphen,としての活動を継続するという選択を、同時に取ることが難しい。
個のビジョンより集団のビジョンを優先させることは、先に述べたhyphen,としての大前提に反します。
誰かの描いたビジョンに従うのではなく、自分でビジョンを描くのが好きだから、僕らはフリーランスとして活動している。
じゃあどうするか
僕らには、接着剤がありません。
お互いのことが好きだから、一緒にいて心地が良いから、それ以外にはない。
であれば、hyphen,という集団としては、あまり難しく考えなくてもいいのかなと思っています。
各々が他のメンバーのことを好きで、各々が納得感のある状態を維持できていれば、あとの話はなんでもいい。
その上で、今一番考えたいのは、お話にならないくらい面白いビジョンを描くこと。
接着剤なしに進む中で、個のビジョンを塗り替えてしまうくらい魅力的な集団のビジョンを、より早く、より見やすく描くこと。
終わりに
以上です。
また来てね!
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