日々のこと

無意識下にあることの存在に、如何に意識的であれるか

こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。

 

昨晩は、こちらのイベントに参加してきました。

外部リンク:住まいの大移動革命「ADDress」 〜定額の全国住み放題で多拠点生活〜

年末に発表された多拠点居住サービス「ADDress」のイベントで、自分の関心ごとと近い内容だっただけに、大変学びが多かったです。

 

特にイベント内でNEWPEACE代表の高木新平さん(@Shimpe1)がお話しされていた、インターネットのタコツボ化の話はとても面白かった。

インターネットのタコツボ化と移動生活の価値

 

高木さんがおっしゃっていたのは、インターネットの普及によって一見様々な情報が得られるようになったように見えるけど、結局自分の認知している範囲の情報しか入ってこないんだということ。

検索窓に検索ワードを入力すればそれにまつわる情報は入ってくるけど、逆にいえば、自分が既に知っている言葉(自分が検索ワードに入力できる言葉)にまつわる情報しか得られない。

SNSにしても、自分がフォローしている人の発信しか受け取ることができないので、結局は同じ話です。

様々な情報が入ってきているようで、実際は限られた情報しか入ってきていない。

 

移動生活や多拠点生活の価値の一つは、生活環境が常時変わることで、自分が知らなかったことに意識を向けるきっかけが持てること(検索ワードに入力する言葉が増えること)ではないか。

そんなことを、高木さんはおっしゃっていました。

移動生活の真価は伝わるのか

 

高木さんのいう移動生活や多拠点生活の価値についての話は、僕も全く同じ考えです。

毎月引っ越しをしながら各地で生活をする中で、普通の生活をしていたら考えようとも思わなかったことを考える機会がたくさん得られたなと思います。

 

ただ一方で、これは若干ポジショントークになってしまうかもしれないけど、移動生活の価値は、移動生活をしたことがある人にしか認識できないものなのかも知れないとも思っています。

もちろん、言葉として伝えることはできると思う。

ただ自分の持つ「検索ワード」が増えることの価値は、実際にそれが増える中で、相対的に今までの自分が持っていた「検索ワード」の少なさに気付けたから、今認識できるようになった気もしていて。

 

移動生活の真価は、実際に移動生活を体験した人にしか伝わらず、体験したことがない人が新たにこの生活に踏み出すための価値としては、若干弱いのではないか。

というのが、今の僕の仮説です。

無意識下にあることの存在に、如何に意識的であれるか

 

ただこれは、移動生活に限ったことではないんだろうなと思っています。

人は知らないことに対しては意識を向けることができないはずで、知っていることと知らないこととを、フラットに比べることは決してできない。

 

であれば僕らが常日頃から考えないといけないのは、自分が知らないこと、すなわち自分の意識の外側にあることに対し、意識的であること。

「知らないことがあること」を、きちんと知っておくこと。

自分の知っていることの範囲では最適な判断ができないことを考慮しないと、どんどん自分の人生が単調になっていってしまうのだろうなと思います。

終わりに

 

以上です。

 

と、渋谷のカフェで小難しいことをせっせと書いてたら、隣に知り合いきました。

変にいい感じの写真が撮れてしまいなんだか悔しい。

 

また来てね!

 

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