こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
先日、ミニチュア陶芸家の市川智章さん(@ichinori1973)からご紹介いただき、石川県金沢市にある陶芸教室 『松本陶房』さんで、陶芸体験をしてきました。
外部リンク:ミニチュア陶芸家 市川智章さんのブログ『両国 豆窯』
今回は、そのレポートをば。
陶芸の魅力
僕は陶芸というものを一度もやったことがないド素人だったのですが、今回の陶芸体験は相当面白かったです。
というか、僕の性分に合ってる。
面白さの理由を一つあげるとすれば、「無になれること」です。MU。
ろくろを使った陶芸では、自分の手を置く位置がほんの少し変わるだけで作品の形が大きく変わってきます。
そのため陶芸の最中は息を止めるほど静かに、作品に全神経を集中させるのですが、その時の気持ちはまさにMU。

いつでも新しい情報が入り、どこでも人とつながることができるようになった昨今、日常生活の中でこんなにも目の前のことに集中できる時間はなかなかありません。
仕事で忙しい日々を過ごす人たちが、趣味として陶芸にハマってしまうのも頷けるなと思いました。
この記事では、予備知識0ズブの素人である僕が、陶芸の面白さを知るまでの全工程をお届けします。
陶芸教室 松本陶房について(体験コース・時間・費用)

今回お世話になった陶芸教室 『松本陶房』は、石川県金沢市増泉にあるおよそ40年もの歴史を持つ陶房です。
大通りに面してアクセスしやすい立地でありながら、建物内は非常に静か。
『金沢古民芸会館』という骨董屋さんに併設されており、そちらも見所満載です。
“手びねり”と”ろくろ”のコースが用意されていますが、今回は、旅行者に人気だという”ろくろ”のコースに参加しました。
ろくろ体験コース
所要時間:約2時間
体験費:大人4000円、子供3500円
陶芸体験レポート

ろくろスペースは4つあり、同時に4人まで体験が可能です。
先生が一人一人丁寧に教えてくださるため、初めてでも安心して楽しめました。
粘土を選ぶ

まずは粘土を選びます。
「赤土」「黒御影土」「古信楽土」「磁器土」の4種類から選べるのですが、選ぶ粘土によって色の付き方や質感が変わってきます。
僕らは、濁りのない色とツヤが出る「磁器土」を選びました。
粘土は一人1kgずつもらえます。
粘土1kgで、マグカップや小皿、茶碗などといった小さなものを2つ、もしくは大皿を1つ作ることができます。

ちなみに僕は「チューリップみたいなコップ的な何かを2つ作りたい」と先生に伝えたところ、笑顔で承諾してもらえました。
よくこれで伝わったな。
ろくろに乗せて粘土をほぐす
粘土を選んだら、選んだ粘土をろくろに載せます。
渡された粘土は固く扱いにくいので、粘土をほぐすため、棒状に細長くしたり潰したりする作業を数回繰り返します。
細長くしーの、

潰しーの。

細長くしーの、

潰しーの。

これを何回か繰り返すと、粘土が柔らかくなっていきます。
粘土を立ち上げる
粘土が柔らかくなったら、粘土のふちを立ち上げて作りたい形に近づけていきます。
粘土の中心からふちに向かって、薄く伸ばしていくようなイメージです。
この時指に余計な力を入れてしまうと作品が歪んでしまうため、全神経を指先に集中させます。

この時の気持ちが、MUです。
ふちを薄く伸ばしていくと同時に、粘土が横に広がりすぎないよう側面に圧をかけていきます。

これを繰り返していくと、高さが出てコップらしい形になってきます。

形を整える
次に、作品の形を整えていきます。
僕は「チューリップみたいなコップ的な何か」をつくりたかったので、ふちを内側に倒していきます。

この段階で、マグカップの取っ手を作ったり、ふちを一部つまんでとっくりのそそぎ口を作ることもできます。
これでろくろの作業は終了です。
「チューリップみたいなコップ的な何か」が2つできました。えーやん!

自分の作品を見ていると、自分も陶芸作家になったような気分になれます。
色を選ぶ

形ができたら、次は色を決めます。
色見本と出来上がりのサンプルを見ながら、自分の作品のイメージに近い色を選びます。
ちなみに1つの作品に対して、2種類の色を選ぶことができます。
作品のアクセントに帯を入れてみたり、下の方だけ色を変えてあげてもオリジナリティが出て素敵かもしれません。
届くのを待つ
あとは焼き上がりを待つだけです。
配送希望先を指定して、届くのを待ちます。到着までは1~2ヶ月程度かかるそうな。
楽しみだーー!

終わりに
以上です。
陶芸で重要になってくるのは、集中力です(多分)。
だからこそ、日常の様々なことを忘れて目の前の時間だけに集中することができるのだと思います。
旅先でのアクティビティとしてとってもおすすめなので、是非挑戦してみてください。
また、今回陶芸体験をご紹介いただいたミニチュア陶芸家 市川智章さんのミニチュア作品は、本当に可愛いらしいものばかりです。
詳細は市川さんのブログ及びtwitterをご覧ください。

市川智章さんのtwitter→@ichinori1973
また来てね!
▼この記事を気に入ってくれた方に読んでほしい記事
・ダニエルとムハンマドって?ダニムハ各回の解説と始めたきっかけ、やり残したこととか【前編】
▼ツイッターもフォローしてね!
ムハンマドのtwitter→@ayumukizu