こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
先日友人から、「どうすれば思考が深い人になれるのか?」という質問を受けました。
今日は、この話を少し。
思考が深い人とは?
友人とその話をした後、「そういえば、思考が深い人というのはそもそもどういう人のことを指すのだろうか?」と思いました。
調べてみると、「思考が深い」という言葉は、「思慮深い」という言葉と同じであるらしい。
思慮深い
物事を判断する時の態度が、緻密(ちみつ)で慎重である。「若い社員なのに-・い対応で感心した」
参考リンク:Weblio辞書「思慮深い」
辞書にある定義が特別しっくりきている訳ではないけど、確かに、「思考の深い人」というのはいるなと思います。
なんというか、思考が表面的でない人。
その人の思考を掘り下げれば掘り下げるほど、自分の頭で考えた痕跡がある人。
思考が深い人に共通する3つの特徴
冒頭に書いた「どうすれば思考が深い人になれるのか?」という質問は、実はここ半年間で、少なくとも5回は受けています。
僕がそれを語れるだけの思考の深さを持ち合わせているかどうかは一旦置いといて、今日は僕の思う、思考の深い人の特徴を書いていきます。
「事実」の取り扱い
思考が深い人は、「事実(本当のこと)」と「事実でないこと」を分別するのが上手いです。
例えば、とある有名な人が本を書いていたとします。
「この人がこう書いているんだから、これは事実に違いない」と考える人もいるけど、それは事実とはまた違うと思っていて。
事実としてあるのは、「とある有名な人が本の中でこう書いている」ということだけで、そこに書いてある内容が必ずしも事実であるとは限りません。
あくまでそれはその人の一意見である場合が多いし、単純に間違っているという可能性もあるし、そう書いた方がその人にとってメリットがあるから書いたという場合もある。
闇雲に疑う必要はないけど、思考が深い人は、「事実(本当のこと)」と「事実でないこと」とを、はっきりと分けて捉えているように思います。
「わからないこと」の取り扱い
また思考が深い人は、「わからないこと」の範囲が広いです。
あるいは、「わかっている(気になっている)こと」の範囲が狭い。
「自分はこう思っているけど、もしかしたらそれは間違っているかもしれない」ということを、常に意識している。
自分が一度確信を持った内容に対しても、何度でも疑いの目を向けます。
一度「わかっていること」として扱ってしまうと、そこで思考が止まるから。
逆説的だけど、思考が深い人は、「わからないこと」の範囲が広いです。
「専門分野」の取り扱い
そして思考が深いと周囲から思われている人は、確固たる「専門分野」を持っている場合が多いです。
迂闊にそれを、「わかっていること」と見なさない。
それが思考を深め続けるために必要なスタンスではあるけども、それだけだとある地点から、思考が深まっていかなくなります。
土が硬くなって、掘れなくなっていくようなイメージ。
これはあんまりうまくいえないんだけど、完全なる素人の姿勢で深められる地点というのには、限界があると思っています。
だから周囲から思考が深いと思われている人は、ある分野に限っては、「わかっていること」がたくさんある場合が多いです。
確固たる「専門分野」を持っている。
そして自分の「専門分野」で培った思考の深さを活かして、別の分野にも横展開していきます。
関連:「難しいことを難しく伝える人」と「簡単なことを簡単に伝える人」
終わりに
以上です。
偉そうにすみません。
僕の思う思考の深い人の特徴は、「事実と事実でないことを分けるのが上手い」、「わからないことがたくさんある」、「確固たる専門分野を持っている」です。
僕も頑張りたい。
またきてね!
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