こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
タイトルの通りなんですが、今日ふと、若者が地方に続々と移住する未来が見えました。導入雑ですみません。
僕はもともと地方移住の盛り上がりに対して懐疑的で、もちろん否定はしないけど、自分自身は地方には移住しないだろうなと思っていました。
ただ最近は、将来的に自分がどこかの地方に身を置く可能性もあるような気がしていて、そのように考えた理由について書きます。
また地方移住をするにあたって、シェアハウスという選択肢はとても可能性があるなと思っているので、その辺りのことも後半に書きました。
地方は居心地が良い
僕は今、石川県鳳珠郡にある、”ぼりえっ邸“というシェアハウスにお世話になっています。
「だっせー名前」って思いました?僕も思います。
でもとても素敵なシェアハウスです。
いやはや、これは高まりますね。#ぼりえっ邸 pic.twitter.com/kRBvpBOz5X
— 木津 歩/アユムハンマド (@ayumukizu) 2018年6月1日
ぼりえっ邸については、また別の機会にまとめて書きます。
地方は時間がゆっくり流れます。海は綺麗だし、自然豊か。
徒歩1分でこれ。#ぼりえっ邸 pic.twitter.com/A7yLrqOac8
— 木津 歩/アユムハンマド (@ayumukizu) 2018年6月1日
町の人はみんなにこやかに挨拶してくれるので、僕もつられて穏やかな気持ちになります。
今一緒に住んでいるのは、フリーのエンジニアの子とwebのライターをしている子なんだけど、いわゆる”場所を選ばない働き方”を実現した人が、地方に移り住むようになるのはとても自然なことだなと思いました。
ここが居心地の良い決定的な理由
そういえば以前、地方に移住した同世代の友人がこんなことを言っていました。
「地方のコミュニティはややこしい」
それはおそらく、地方の有権者とのいざこざ(?)なんかのことを言っているのだと思いますが、今のところ彼の言うややこしさを感じることはありません。
それは僕がここに住んでまだ10日しか経っていないということもあるけど、それ以上に、このシェアハウスの構造的な部分が大きいと思います。
ぼりえっ邸を管理しているぼりさん(@borilog)が、先日こんなことを言っていました。
「助成金を使うこともできるけど、使っていない。助成金を使うことによって、町との関係性がややこしくなりかねないから」
これはどういうことかというと、助成金を使うことによって、町の人から「あいつらうちらの税金使ってわけのわからないことやってる」と言われかねないのだそうです。別の地域の友人から、そういう話を聞いたそう。
これはなるほどと思いました。
念のため断っておくと、ぼりさんは町の皆さんととても良い関係性を築いています。日曜の夜によく酒盛りしてる。
でも住人の僕らにとって、このシェアハウスが居心地の良い一つの大きな理由は、ここが地方のコミュニティからある意味で独立しているからであるのだと思います。
田舎暮らしに憧れたことはなかったんだけど、悪くないなと思ってしまった。幸せだわ。 pic.twitter.com/zj00X0gos3
— 木津 歩/アユムハンマド (@ayumukizu) 2018年6月2日
東京のコミュニティを持ち寄る装置としてのシェアハウス
昨日、別の地方でNPO法人の代表をしている知人(と言っても結構年の離れた方で、もう長くその土地にいる)と、スカイプで話している時にこんなことを言っていました。
「うちの町でシェアハウスを始めたとして、誰がくんねんって思うんよね」
これは確かにそう。
例えばその方がその町でシェアハウスを始めたとしても、東京の若い人がすぐに集まってくるとは思いません。仮に人が集まったとしても、そこが若い人にとって居心地の良い場所になるかどうかは、正直わかりません。
それはもちろんその方の問題ではなく、単に立ち位置の問題だと思っています。
シェアハウスをつくるのは、その土地にゆかりのない人間であった方がいい。
そのNPOの方は、長くその土地にいる分どうしてもその土地のコミュニティに情がある。
一方、ぼりえっ邸管理人のぼりさんは石川県の出身ですが、この町にはゆかりがありません。だからこそ、よそ者として独立したコミュニティを作れる。
結果として、そこに住む僕らよそ者にとって、居心地の良い場所になるのだと思います。
東京でコミュニティをつくった人が、そのコミュニティをそのまま地方に持ち込んで、地方の中に独立したコミュニティをつくる。そのための装置としてのシェアハウス。
それが、僕が今思う地方移住の最適解です。
終わりに
以上です。
“地方から独立したコミュニティ”を強調してしまいましたが、決して対立関係になれというわけではなく。お互いがお互いをリスペクトした上で、共存できる関係が理想だなと思います。
そのためには、先ほどのNPOの方のような、地方のコミュニティにも顔が利き、新しい文化にも理解のある方が必要不可欠なのだと思います。
いやはや、今日は真面目なことを書きすぎてしまいましたな。ビール飲んで寝るぜ!
また来てね!
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