こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
昨日、こんなツイートをしました。
人と一緒に何かをやるときに、その人が自分にとって「パートナー」なのか「クライアント」なのかは早い段階ではっきりさせないといけないなと思った。
前者ならば一緒に価値創造することを考え、後者ならばこちらが価値提供することを考える。ここが曖昧だと必ず揉める。
— 木津 歩|居候男子 (@ayumukizu) 2019年3月28日
今日は、この話を少し。
パートナーとクライアント
人と一緒に何かをする時、自分と相手との関係性には、大きく分けて2つがあると思っています。
それが、「パートナー」という関係性と、「クライアント」という関係性です。
「クライアント」は、相互に価値交換をする関係性です。
お互いがお互いの方を向いて、相互に納得感のある形で価値を交換する。
ここでいう価値とは、「時間(サービス)」である場合もあるし、「物品」である場合もあるし、「金銭」である場合もあります。
一方「パートナー」は、一緒に社会に対して価値創造をする関係性です。
お互いの方を見つつも、それ以上に、一緒に同じ方向を見ていることの方が大事。
一緒に生み出した価値によって生まれた(リターンとしての)価値を、山分けする関係性。
補足しておくと、関係性が「パートナー」であった場合は、お互いがお互いのことを「パートナー」として認識しています。
一方関係性が「クライアント」であった場合は、自分からみると相手は「クライアント」であり、相手からみると自分は「事業者」になります(基本的には)。
ただここでは便宜上、関係性は「パートナー」と「クライアント」の二つの表記を用います。
関係性が曖昧だと揉めるのはなぜか
冒頭のツイートで書いた通り、自分と相手との関係性が「パートナー」であるのか「クライアント」であるのかを早い段階ではっきりさせておかないと、まず間違いなく揉めます。
というのも、一方が関係性を「パートナー」だと思っていて、もう一方が関係性を「クライアント」だと思っていた場合、後者側に不満が生まれるからです。
関係性が「クライアント」であった場合は、お互いに価値を提供し合わないといけません。
後者(関係性を「クライアント」だと思っている人)は、相手から相応の価値が提供されるのを待っている。
一方前者(関係性を「パートナー」だと思っている人)は、価値は相手と一緒に創った価値のリターンとして得られるものであると考えるため、相手方に対して積極的に価値を提供することは考えていません。
(その代わり、社会に対しての価値の創り方を考えている。)
そういう訳で、自分と相手との関係性が「パートナ」であるのか「クライアント」であるのかは、早い段階ではっきりさせておかないと危険だと思っています。
一緒にリスクを背負えるか
ここで難しいのは、「パートナー」になりたい「クライアント」の存在です。
厳しい言い方だけど、「一緒に何か面白いことをやりましょう!」と言ってくる、熱意はあるが覚悟のない人たち。
リスクを背負ってまで熱意を貫く覚悟のない人たち、といった方が適切かもしれません。
「パートナー」になるために必要なのは、熱意だけではありません。
自分の提供した「時間」や「お金」がいつ返ってくるかわからない状態で、それでもリスクを背負って”出す”覚悟がないと、とてもじゃないけどやっていけない。
だれかと何かを始めるときにイメージするのは、苦しい状況のときに一緒にもがけるかどうか。楽しいときは誰といても楽しい。だけど苦しいときに一緒に歯を食いしばれる人は限られてくる。一緒になにかをする上で苦楽をともにできる人かどうかは、大切な判断基準なのかもしれません。
— 佐田 真人|Masato Sata (@mst727) 2019年3月5日
リスクを背負わず「一緒に何か面白いことをやりましょう!」という人は、「パートナー」になるという商品を買いたい「クライアント」です。
それを「パートナー」として認識してしまうと、あとで絶対怪我をする。
終わりに
以上です。
とはいえ、本来この「パートナー」と「クライアント」とは、明確に区別されるべきものではないとも思っています。
この記事で書いたことと矛盾するようだけど、「クライアント」とは「パートナー」のような関係性を築けるのが理想だし、「パートナー」とは「クライアント」のように付き合うべき場面があることも知っている。
ただ、軸足をどっちに置いているのかはハッキリさせておかないといけないと思っているので、今日の記事を書きました。
また来てね!
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