地方創生

地域の面白さは観光ではなく暮らしにある

こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。

 

先日十和田市で出会った方と話した内容が面白かったので、ここに書き留めておきます。

メディア上の印象と実際の印象とのギャップ

 

その方が話していたのは、メディア上の十和田市の印象と、実際にこの地に訪れた人が感じる十和田市の印象との間に、ギャップが生じてしまう可能性があるということ。

 

例えば僕がいつもお世話になっている14−54Cafeというコミュニティスペースは、メディアで取り上げられることも多いとても素敵な場所なんだけど、イベントのない日は特別盛り上がっていないということももちろんあります。

これは当たり前の話なんだけど、例えば十和田市に観光として訪れた人が偶然そんな日に14−54Cafeにきてしまうと、「話に聞いていたほど盛り上がっていないんだな」という印象を受けてしまうのかもしれない。

それは、やはりもったいないなと感じていて。

外部リンク:Café — 14-54

本当の魅力は一度や二度ではわからない

 

14−54Cafeは、本当に素敵な場所です。

十和田市のコミュニティのハブになっていて、足を運べば運ぶほど新しい出会いがある。


今では二日に一回くらいのペースで遊びに来ています。

 

ただ僕がこの場所を本当に魅力的な場所であると感じられているのは、僕らがあるまとまった期間十和田市に滞在しているからこそです。

メディアで伝えられているような14−54Cafeの魅力は、一度や二度足を運んだ時点ではわかっていなかった。

十和田市の魅力は観光ではなく暮らしにある

 

十和田市街地にある一番の観光名所は、十和田市現代美術館です。

外部リンク:十和田市現代美術館 | Towada Art Center

実をいうと、僕らは市街地に2週間滞在した今の時点で、現代美術館には行けていません。

ちょうど今日現代美術館でトークイベントが開催されるので、その時に一度見て回ろうと思っています。

 

重要なのは、一番の観光名所に行けていなくても、十分に十和田という町を好きになっているということ。

そう考えると、十和田市の、ひいては各地域の本当の意味での魅力は、”観光”ではなく”暮らし”にあるのだろうと思います。

ここでいう”暮らし”とは、そこに住む人たちとの関係性も含みます。

参照:場所の魅力は人の魅力

地域の魅力を伝えるためには、中長期的な滞在が必要

 

仮に各地域の魅力が”観光”ではなく”暮らし”にあるとして。

訪れた人がそこでの”暮らし”を体験し、その地域の魅力を十分知るための最もシンプルな方法は、滞在期間を伸ばすことです。

“観光”が”暮らし”に変わるまで、滞在し続けること。


ただいうまでもなく、みんながみんな僕らのように中長期的な滞在をすることができるわけではありません。みんな仕事があるから。

中長期的な滞在ができるのは、場所を選ばないある意味特殊な働き方をしている人たちに限られる。

そんな働き方をしている人は、全体の中ではまだまだ少数派です。

 

でも地域はその少数に対しての働きかけを増やした方が良いんだろうなと、最近ぼんやりと考えています。

終わりに

 

以上です。

 

その地域の魅力が観光ではなく暮らしにあるのなら、暮らしを体験するための中長期的な滞在方法がもっとあった方がいい。

観光と二拠点居住の間、前にブログで書いた刹那的コンテンツの話とも同じです。

参照:コミュニティの次にくるのは刹那的コンテンツ

そんな方法がまだほとんど用意されていないのは、中長期的な滞在ができる層が少ないから。

 

でも少ないとはいえ、全くの0ではないはずで。

むしろ地域はそこをターゲットにした方がいいんだろうなと思っているんだけど、この話はまだ自分の中でまとまっていないので、また別の機会に書きます。

 

また来てね!

 

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