チーム

マネジメント能力は上司だけに求められるものではない

こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。

 

先日、新R25に掲載されていた田端信太郎さん(@tabbata)のインタビュー記事を読みました。


今日は、この話を少し。

マネジメントは上司と部下とのダブルス

 

記事全体を通してとても学びの多い内容なので、是非本文をご一読ください。

外部リンク:「マネージの意味が“管理”? ハズレです」田端信太郎が語るマネジメントの本質

以下に、一部引用します。

多くの若者が考えてるマネジメントって、「する人とされる人が対戦している“試合”」みたいなイメージだと思うのね。

でもちがって、マネジメントというのはライバルとの試合じゃなくて、上司と部下がテニスのダブルスでペアを組んでるようなものなんですよ。

そのイメージを忘れずに持っておいてほしいですね。

 

マネジメントというのは、上司と部下がダブルスでペアを組んでいるようなもの。

これがとても腑に落ちました。

前々職で受けた研修

 

少し話は変わるけど。

新卒で入社した会社で、面白い研修を受けたことがあります。

 

その研修はグループ会社全体から30名ほどが集められて、二泊三日の泊まり込みで行われました。

一見仕事とは関係ないように思える何種類かのゲームを、ひたすらやるという研修。

 

中でも面白かったのが、6人程のチームで一つの積み木セットを使い、目的の形を作るという研修でした。

ざっくりとしたルールは以下の通り。

①チームの中から一人マネージャー役を決める。
②マネージャー役には積み木の完成形が描かれた紙が渡される。
③紙に描かれた完成形の通り、早く積み木を組み立てられたチームの勝ち。

ここに、以下の3つのルールが加わります。

④完成形を見られるのはマネージャーのみで、何を作るかを伝えてはならない。
⑤マネージャーは積み木に一切触れてはならず、指で指示するのもダメ。
⑥マネージャー以外は、言葉を発してはならない。

キーとなるのは⑥でした。

攻略法は、大げさなリアクション

 

マネージャー役は、僕がやりました。

これにめちゃくちゃ苦戦した。

 

積み木を組み立てる作業を口頭のみで指示した経験なんてあるはずがなく、どう伝えればいいのかもよくわからない。

正確に伝えたつもりでも、全然違う形に積み木が積み上がっていく。

チーム員が声を出せないのも相まって、どれくらい意思疎通が取れているのかもわからないまま時間ばかりがすぎ、次第に焦りだしました。

 

そんな時、チームの一人が大きくリアクションをしてくれるようになりました。

伝わったら大げさに首を縦に降り、理解できなかったらこれまた大げさに首を傾げる。

次第にその空気は伝染して、チーム全体がリアクションを大きくするようになった。

 

結果これがものすごく”効いて”、意思疎通の状況が僕の方で把握できるようになりました。

伝わっている部分は手短に話して、伝わっていない部分にしっかりと時間をかけて進められるようになった。

それからは、あっという間に完成しました。

マネジメント能力は上司だけに求められるものではない

 

冒頭の記事の内容に戻ります。

マネジメントというのは、上司と部下がダブルスでペアを組んでいるようなもの、という話。

 

一つの会社に2年以上務めたことがない僕は、マネジメントの仕事をしたことがありません。

もっと言うと後輩の教育担当みたいなこともしたことがないので、上司目線でのマネジメントについてはよくわからない。

 

ただ、上司と部下とのダブルスという話はよくわかる。

マネージャーというのは単なる役割で、チーム(上司と部下)としての最適解を目指していくという意味では、マネジメント”する側”と”される側”との間に違いはないはずで。

参照:人狼ゲームのルールとその異常な面白さの解説チームとしての最適解を考える

 

冒頭の記事の中で田端さんは、「仕事において直面する困難を「何とかして乗り越える」のがマネジメント」とおっしゃっています。

そう考えるとマネジメント能力というのは、必ずしも上司側だけに求められるものではないのかもしれない。

終わりに

 

以上です。

 

このブログでも度々書いているけど、僕は今岡山の酒屋さんで働いています。

久しぶりに”雇われて働く”をちゃんとやる中で、「どこまでわかっているか」「どこまでわかっていないか」をマネージャーにきちんと共有するのは、とても重要なことだなと思いました。

そんなことを考えて、今日のブログを書いた。

 

また来てね!

 

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人狼ゲームのルールとその異常な面白さの解説チームとしての最適解を考える

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