こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
僕は今、月一引越しの移動生活を実践しています。
参照:移動生活とは?遊牧民のような暮らし。旅暮らし、多拠点居住との違い
この生活をしていてよく聞かれるのは、
「その生活にゴールはあるのか?」という問い。
いつまでこの生活を続けようと思っていて、最終的にどんな風に落ち着かせたいと思っているのか、という話です。
この生活の行く末について最近考えていることを、一度書き留めておこうと思います。
目標というより予想
はじめに断っておくと、これから書くことは僕の目標ではありません。
イメージしている状態に行きつくには多分あと数年かかるんだけど、そこから逸れても全然構わないと思ってる。
目標というより、予想といった方が近い気もします。
実は半年くらい前からずっと考えていたことなんだけど、数年かけて成し遂げたい目標だとかそんな大層な話ではないので、あえて今まで書いてきませんでした。
未来の点を迂闊に打つと、そこに責任が生じてしまうから。
ただ今日ふと、「書いてみてもいいかな」と思ったので書きます。
今の時点で描いている未来がどれくらい実現するのか、後で振り返ってみたいという意味もある。
移動生活は多拠点生活へ
はじめに書いた通り僕は今、月一引越しの移動生活を実践しています。
『居候男子』の看板を掲げる前の4月から数えると、今滞在している岡山で7拠点目となる。
「47都道府県全部制覇するんですか?」なんて言われることもあるんだけど、それはないだろうなと思ってます。
新しい暮らしを開拓していくことに重きを置きすぎると、各地での暮らしを体験として消費するだけになるような気がするから。
一度築いた関係性を持続させること
以前、こんなツイートをしました。
たくさんの町に行って、たくさんの暮らしを体験し、発信したい。でもそれだけだと、”地域”というコンテンツを消費するだけになってしまう気がしていて。考えないといけないのは、一度滞在した地域との関係性をいかにして持続させていくか。一度好きになった町を、人を、変わらず好きであり続けること。
— 木津 歩|居候男子 (@ayumukizu) 2018年11月7日
これから考えていきたいのは、一度関係性を築いた各地の人たちと、その土地を離れた後も継続して関わり続けること。
いまの生活の中でもっとも難しさを感じているのは、滞在期間中は親しかった人たちと、その土地を離れしばらく経つに連れて関係性が希薄になってしまうこと。
それはある意味仕方がないことだとは思うんだけど、そこを解決できたらいいなと思っています。
兵庫県香美町と結んだ『関係人口契約』も、そんな文脈の上にある。
参照:兵庫県香美町の関係人口になりました。契約によって関係人口であることを示すという試み。
各地で出会った人たちが僕のことを身近な存在として認識し続けてくれることで、僕を介して他の地域のことも身近に感じてくれるようになったら面白いなと思う。
移動生活は多拠点生活へ
そんな背景があって、ある時期から移動生活は、多拠点生活に変わるだろうなと思っています。
今まで訪れたうちのいくつか地域については、二週目があるだろうと思っている。
二週目と言わず、三週目、四週目もあったらいいなと思っている。
そんな風に何度も訪れる地域が増えると、移動生活はいずれ多拠点生活になります。
6つくらいの地域をそれぞれおよそ一ヶ月ずつ、年に2回ほど訪れるようになる。
先々で僕は、その土地のPR的な仕事をする時があれば、畑仕事をする時もある。
数年かけて何度か訪れる中で、その土地を離れても、僕のことを身近に感じてくれる人が増えたらいいなと思っています。
僕を介して、地域間の交流が生まれたらもっといいなと思っている。
多拠点の一つに自分の村を持つ
また6つくらいの拠点のうちの一つには、自分の村を作りたいと思っています。
前にこちらの記事で書いた、集落の話です。
参照:僕は集落をつくりたい
以下に一部引用します。
限界集落にある空き家を何棟か一気に借りて、そこに気心のしれた友人たちと家族を連れて移住する。
空き家ごとに一つの家族が住むのではなくて、一棟一棟をシェアハウスとして、家族ごとの括りをなくして生活します。
「複数の空き家をシェアハウスにして住む」というよりも、「空き家群を一つのシェアハウスに見立てて住む」といった方が近いかもしれません。
いくつかの地域によそ者として関わるとともに、自分の村をつくって耕していく。
これは、新しい家族のあり方の模索、みたいな話です。
詳細は、ぜひ記事本文を読んでみてください。
参照:僕は集落をつくりたい
終わりに
以上です。
そんなことを、最近はぼんやりと考えています。
本当は地方創生絡みの話も少し書きたかったんだけど、長くなりそうなのでこの話はまた別の機会に書きます。
以前ジャーナリストの佐々木俊尚さん(@sasakitoshinao)が書かれていたこちらの記事に大変共感したので、ぜひこちらも読んでみてください。
この記事はぜひ読んでほしい。目指したいのはまさにここ。
“「ときどきやってきて滞在し、仕事したり暮らしたりして、また去っていく人」という関係者人口をこういう取り組みで増やしていくのだ。” https://t.co/PiFLt6oGz1
— 木津 歩|居候男子 (@ayumukizu) 2018年11月14日
外部リンク:【多拠点生活者の目線-佐々木俊尚】全国各地に移動生活を支える拠点づくりを
また来てね!
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