こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
3週間の下川町での暮らしが終わり、東京に向かっています。
東京へ。#勝手に下川暮らし pic.twitter.com/QPOQspHUQn
— 木津 歩|居候男子 (@ayumukizu) 2019年3月8日
参照:居候男子北海道下川編のテーマと、地球人として暮らすこと
チームとしての意識が強まった下川編
下川町には、昨年青森県十和田市で結成した、創作ユニット「hyphen,」として滞在していました。
僕らにとって二つ目の滞在先であるということもあって、「今後hyphen,をどうしていくか」を、みんなで話す機会が多かった。(というか、意識的に増やした。)
最近は毎日夜に一緒に生活しているメンバーで話す時間をつくるようにしています。その中でお互いの重なる部分というか、今まで見えてこなかったものに、ようやく言葉や色を添えれるようになって、なんとなくありたい姿がぼやーっと見えてきました。すこしずつ会話を重ねながら浮かんできたもの。
— 佐田 真人|TOKIORI (@mst727) 2019年3月6日
以前僕は、hyphen,について、現在挑戦中のクラウドファンディングのプロジェクトページの中でこんな風に書きました。
僕らは普段、6人それぞれがフリーランスとして別々に活動をしています。
hyphen,としての活動をする時だけ、グループとして動いている。
つまりhyphen,は、みんなでひとつのビジョンを掲げて一緒に進んでいる「チーム」ではなく、それぞれがそれぞれのビジョンを持って集まっている、個の集合体です。
そんな6人グループを、僕らは今仮に、「ユニット」と呼ぶことにしています。
プロジェクトページ:【ふたたび、暮らしを考える】雑誌「hyphen,」の創刊号を届けたい!
個を重んじる「ユニット」としての姿勢に代わりはないけれど、以前よりもう少し、「チーム」としての意識が強くなったなと思います。
それと同時に、メンバー間でのコミュニケーションの取り方について、新たに考えることがある。
仕事の基本
「それは仕事じゃねえ、作業だ。」
これは、僕が新卒で入社した住宅メーカーで働いていた頃、当時の上司から言われた言葉です。
「お客さんを現場に案内するから階段を拭いておいてほしい」と言われ、踏面(階段の平行面)だけ拭いて済ませたら怒られた。
僕の拭いた階段は、蹴上面(階段の垂直面)が汚れたままだったからです。
お客さんを案内するにふさわしい、綺麗な現場にはなっていなかった。
言われたことを言われたままやるのは、単なる作業です。誰にでもできる。
仮に自分に「いい仕事をしよう」という意思があるならば、指示された作業の”その先”に意識を向けなくてはなりません。
お客さんが気持ちよく現場を回れる未来を想像して、そこに至るために必要な作業を、自分の頭で考える。
それが仕事。
これは僕が常に心に留めておきたいと思っている、仕事の基本です。
自分のできることに自覚的であること
チームで仕事をしていると、自分にはできなくて、自分以外の誰かができることがたくさんあることを学びます。
同時に、自分以外の誰かができなくて、自分ができることもそれなりにあるということがわかる。
僕は今まで、誰かと自分を「できる/できない」の評価軸で比べることは、あまり上品な話ではないと思っていました。
仮にそう思ったとしても、あえて目を向けるような話ではないと思っていた。
自分の「できること」はクライアントとのやり取りの中で注目すべきことであって、友達とのやり取りで注目するようなことではない。
ただ、 hyphen,がチームとしての意識を強めてきた今、自分の「できること」にもっと目を向けてもいいんじゃないかと思うようになりました。
自分の「できること」にきちんと目を向けて、それをチーム内でシェアする意識を持った方が、多分いい。
益山さんと頼みごと
そんなことを考えるきっかけとなったのは、hyphen,メンバーの一人である「ちはっぴー」こと益山さんとのやり取りでした。
詳細は割愛するけど、僕が益山さんにある頼みごとをした時のことです。
僕はそれを”仕事”として頼んでいたんだけど、やり取りをする中で、彼女はそれを”作業”として捉えているんだろうなと感じることがあった。
といっても、益山さんがその仕事に対して適当な気持ちで取り組んでいたという訳では全くありません。(むしろとても熱心。)
単に、仕事と作業どちらを求められているのかが、きちんと伝わっていなかっただけだろうと思う。
そして、「全ての作業は仕事である」という一つの事実を、まだきちんと人から教わっていないのだと思います。
仕事の基本とタイミング
ただ考えてみると、それはなんらおかしくない話です。
益山さんは、今年23歳。
それはちょうど、僕が上司から仕事の基本を教わっていた時と同じ年齢です。
とすると、彼女がそういった仕事の基本的な部分を身につけるのも、本来今頃なんだろうと思います。
そしてそれを教えるのは、今近くにいる自分たちの役割なんだろうとも思う。
そこを「人それぞれ」で片付けてしまうと、彼女が地力をつけるタイミングを逃してしまう。
終わりに
以上です。
もちろん自分がそんなに完璧にできているかと言われるとそうでもないんだけど、そこで一旦「できること」として捉えるのが大事だよねって話です。
これから飛行機乗ります。(めちゃくちゃ慌ててる。)
また来てね!
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