こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
しばらく前に、こんな記事を書きました。
以下に一部引用します。
ある時期から移動生活は、多拠点生活に変わるだろうなと思っています。
今まで訪れたうちのいくつか地域については、二週目があるだろうと思っている。
二週目と言わず、三週目、四週目もあったらいいなと思っている。
一度訪れた地域に繰り返し足を運ぶことで、移動生活は多拠点生活へ向かう。
当初考えていたよりも移行にかかる期間は長くなりそうだなと思いつつ(1年でやろうとしていたけど、数年はかかりそう)、多拠点生活に移行していきたいという気持ちは変わりません。
5月の半ばからは兵庫県香美町に行きます。今回は10日ほど。途中鳥取も少しお邪魔します。
初の、2周目! pic.twitter.com/U1GHKQREB9
— 木津 歩|居候男子 (@ayumukizu) 2019年4月28日
目次
多拠点生活の実現に向けての弊害
多拠点生活に移行していくとなった時、やはり問題となるのは、「どこに泊まるか」です。
以前泊めてもらった場所を繰り返し訪れるというのももちろんありうるけど、何度も訪れる前提であれば、タダで泊めてもらい続けるのは流石に心苦しいよなと。
となれば、真っ先に思い浮かぶ手は2つ。
宿泊費を払って泊めてもらうか、その地域に自分の住まい(賃貸/持家は問わず)を持つか、です。
あるいは最近増えている「サブスク型住居サービス」を利用するという手もあるけど、僕は訪れたい地域ベースで家の場所を決めたいので、既存のサービスで都合のいい家を見つけられるかどうかはわかりません。
というか、かなり難しいだろうと思う。
参照:旅をするように暮らす人たちは、本当に多拠点居住を求めているのか?
じゃあ、どうしようかと。
はじめに挙げた2つの方法のどちらかを選ぶのもアリだけど、それだと今の生活と比べて、一気にかかってくるコストが増えます。
もっといい手はないものか。
地域間を繋ぐコミュニティ
話は変わるけど、今年の1月にこんなツイートをしました。
これは完全に思いつきだけど、各地で出会ったプレイヤーたちに声をかけて、招待制オンラインサロンみたいなのやりたいな。#waseisalon に近いイメージ。離れていても常に仲間として応援し合えるような。オフラインでの交流がほとんどできない分、自走する仕組みをちゃんと考えないといけないけど。
— 木津 歩|居候男子 (@ayumukizu) 2019年1月8日
各地で出会ったプレイヤーたちに声をかけて、招待制オンラインサロンみたいなのやりたい
これの意図するところは、各地で仲良くなったプレイヤーたちと継続的に関係を持ち続ける仕組みを作りたい、ということです。
SNSやメッセージアプリによって個別に付き合いのある人は多いけど、もう少しなんというか、関係性を自走させる仕組みを作れないだろうかと思った。
一度築いた地域との関係性を持続させること、僕に関係性のある地域同士の交流をつくることは、今の僕にとって最大の関心ごとの1つです。
地域間、あるいはヒト間の、心理的な距離感を小さくすること。
「友達の友達」は「自分の友達」みたいな感覚で、僕が訪れた地域との距離を詰めてもらえたら嬉しいんだよな。「友達の友達」が「自分の友達」なのは、そいつの魅力の話とはまた少し違う話じゃない。そいつがカメラマンだからとか、そいつがデザイナーだからとか、そういう話じゃないじゃない。
— 木津 歩|居候男子 (@ayumukizu) 2019年4月28日
参照:関係人口の先に何があるか。複数の地域が互いに手を取り合う未来。
関連:兵庫県香美町の関係人口になりました。契約によって関係人口であることを示すという試み。
地域間を繋ぐコミュニティへの周囲の反応
先のツイートには、何人かの方が反応してくれました。
めちゃくちゃよさそう。 https://t.co/XjjU10U6Gw
— 草加 (@ksk1414812) 2019年1月8日
これめっちゃおもしろそう!木津さんが普段から大切にしていること、まんま形にした感じがあっていい! https://t.co/zUrXlHZeEd
— サタマサト|TOKIORI (@mst727) 2019年1月8日
すごく面白そう☺️ https://t.co/2TvzN6UybC
— 都 (@miyakokara) 2019年1月8日
3年前くらいに地域活性とかの文脈で動いていたときに、地域おこし協力隊どうしがつながってうまく連携したいよねってまーしー @maashii_taiyo と話してた。木津ちゃんならではのつながりだから、すごくユニークなものになりそう、クセが強そう笑。もちろん良い意味で笑。 https://t.co/ePp4Edk5IP
— 若月 翼 / Player!🐺 (@wakatsubasa) 2019年1月8日
秋田を旅したときに フリースペースを運営されてる方とお話しをして、
「いずれ 地域ごとのこの点々が円になり線でつながっていけば、日本で生きること、日本を旅することはもっと面白くなる」
と書いたのを思い出した。
木津さん ぜひやってください! https://t.co/EQODHZmeWk— なみえゆい|世界の紙を巡る旅 (@yn_unig) 2019年1月9日
中には「〇〇地域担当」という声を挙げてくださる方も。
これいい。大阪担当できたらいいなぁ。 https://t.co/96joL3fj2p
— サトウリョウタ/Ryota/文章で生きてる人 (@RyotasannNo) 2019年1月8日
こんにちは宮崎担当です https://t.co/uG0lQvavlP
— きょーちゃん@無人古本書店「ほん、と」店主 (@kyo_miyazaki) 2019年1月8日
福岡担当です https://t.co/XcXNDpviSx
— kurumi 🍞 (@_krm11) 2019年1月8日
無料にするのか有料にするのか
コミュニティをつくろうと考えた時、1つ挙がってくるのが、「そのコミュニティを無料にするのか有料にするのか」という問題です。
無料にすれば誰でも気軽に入りやすくなる一方で、コミュニティの提供する価値が弱くなったり、ロム専となってしまう人が増えたり、コミュニティの質を担保するのが難しくなる。(運営者の自発的なモチベーションに委ねられる。)
逆に有料にすれば、加入の際のハードルが上がる代わりに、コミュニティの提供する価値に対するシビアな目が向けられるとともに、コミュニティメンバーが積極的にコミュニティに参加してくれることが期待できます。(運営者のモチベーションも維持しやすい。)
今回の例にある「地域間を繋ぐコミュニティ」に関していうと、有料にした方がいいだろうなと思っています。
その際たる理由は、遠隔でのコミュニケーションが主となるため、リアルな場でのコミュニケーションの機会が作りづらく、コミュニティの質が保つがかなり難しいから。
有料にすることで、ある種の緊張感や期待感を設計した方が良さそう。
参加費の対価を何にするのか
仮に有料にした場合、次に考えないといけないのは、「参加費の対価を何にするのか」という問題です。
参加費は、何に対して支払ってもらうお金なのか。
先に掲げたビジョン、「地域間、あるいはヒト間の、心理的な距離感を小さくすること」への共感と、その実現に向けての投資という考え方も1つにはあると思う。
でもそれだけだとコミュニティ参加費に対する対価としては弱いし、そこを主目的とするならば、完全招待制の無料コミュニティにした方がズレがない気がする。
随分遠回りをしたけど、ここではじめの話に戻ります。
多拠点の利用料をコミュニティの参加費で担う
僕は多拠点生活をしたい。
その時挙がってくるのは、滞在先および宿泊にかかる費用の問題だ。
この費用を、コミュニティ参加費で担えばいいんじゃないか。
僕は地域間を繋ぐコミュニティをつくりたい。
その時挙がってくるのは、参加費に対する対価の問題だ。
その対価を、コミュニティ自体で提供する価値に加えて、複数の拠点に無料で泊まれる権利で担えばいいんじゃないか。
複数の拠点を、コミュニティでシェアする。
どの拠点も僕が関係を持っている地域、すなわちコミュニティメンバーに実際に足を運んで欲しい地域になるので、コミュニティのコンセプトともズレが生じない。
地域側にとっても、その地を訪れる可能性のある人が増えるという意味では、どちらかというとプラスな方向の動きになる気がする。
終わりに
以上です。
最近はそんなことを考えています。
また来てね!
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