こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。
僕は今「居候男子」という肩書きのもと、一ヶ月ごとに引越しをしながら各地を転々として暮らしています。
兵庫県香美町と結んでいる「関係人口契約」や、創作ユニット「hyphen,」としての活動を通じて、地域の広報をお手伝いするような仕事もしている。
そんな僕は、もともとは建築業界で働いていました。
大学では4年間建築の勉強をして、社会に出て初めの2年は住宅メーカーで設計担当を務めた。
その後転職して、1年と3ヶ月ほど個人設計事務所で働きました。
今では建築の仕事をすることはほとんどないけど、建築の世界で培ったスキルが今役に立っていると感じる場面は、実はたくさんあります。
今日はそんな、業種が変わった今でも役に立っていると感じる建築スキルについて書いていこうと思います。
建築から異業種への転職を考えている方や、就職先に迷う建築学生の方の参考になれば幸いです。
建築業界から異業種への転職で強みとなるスキル

プレゼンテーション力
まず挙げられるのが、プレゼンテーション力です。
建築学科を出ていると、学生時代に数多くのプレゼンテーションを経験しています。
また実務においても、自分たちの設計の魅力をクライアントに伝える機会がたくさんある。
プレゼンテーションの機会が多いからこそ、建築業界あるいは建築学科出身の方は、トークやテキスト、あるいは図解によって、「伝えたいことをわかりやすく伝える力」が自然と身についていると感じます。
兵庫県香美町のNPO法人TUKULUに「関係人口契約」の企画を持ち込んだ際や、岡山県岡山市でトークイベントを開催した際には、「建築やっててよかった…」と思いました。
あゆむさん @ayumukizu 関係人口契約の話 in リバ邸岡山 #居候男子岡山 pic.twitter.com/vM2M0E4wqJ
— けっけ@岡山×スタートアップ (@keiichilo) 2018年12月1日
コンセプトを立てる力
コンセプトを立てる力も、建築業界で培われる力の一つであると言えます。
建築の設計課題に取り組む中で、教授陣から口を酸っぱくして叩き込まれるのが、コンセプトを明確にすることの重要性。
建物の配置から外観、空間構成など、自分の設定したコンセプトが計画の隅々まで行き届いていることは、「良い設計」か否かを決める大きな要素の一つです。
そして建築の世界を出た今明確に感じるのは、このコンセプトを立てる力は、建築に限らずあらゆる分野において必要となるスキルであるということ。
お金がなすぎて全国各地の無料で滞在できる拠点を渡り歩いている時に、移動生活や関係人口の話に結びつけてコンセプトメイクをした結果、今僕は「居候男子」という肩書きで活動をしています。
プロジェクトマネジメント力
最後に挙げたいのが、プロジェクトマネジメント力です。
これは実務の話ですが、建築の仕事は、様々な方とやりとりしながら複数のプロジェクトを同時に進めていく仕事です。
設計職であれば、お客さんとのやりとりはもちろん、現場の監督さんや建材メーカーさんなど多方面の声を聞きながら、一つ一つのプロジェクトを最良の方向に落とし込んでいく。
複数のプロジェクトを同時に抱えることが多い分、納期に迫られる場面も多く、こまめに連絡をとることや起こりうるトラブルを事前に想定しておくことは必須です。
こういった経験を通じて得られるプロジェクトマネジメント力も、建築業界で身につくスキルの一つであると言えます。
終わりに
以上です。
これは建築に限らずですが、一つの業界の中にいると、その業界ならではの強みが見えにくくなるなと感じます。
業界内では当たり前のものとして見られているスキルが、別の業界にいくと重宝されるということは当たり前にある。
また来てね!
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