週刊居候男子

「地域で働く」キャリアの考え方。他

こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。

 

約1年半、『居候男子』という肩書きで月一引越しの移動生活をしていた僕は、移動生活は2019年いっぱいで一旦終わりにして、今は都内で会社に勤めています。

「会社に勤めています」とはいっても、業務委託でフリーランスという身分であることは変わらず、またはじめの3ヶ月は”試用期間”という扱いになるので、どこか「居候男子会社編」という心持ちでいる。

所属している組織の詳細は、以下の記事をご覧ください。

参照:事業研究開発の『Pathfinder』にジョインすることになりました。

 

今日は、この1週間で考えたことをつらつら書いていきます。

会社で起こったことに限らず、あくまでも「この1週間で自分が考えたこと」について書く。

やや長いですが、見出しごとに内容が完結しているので、見出しを見て気になったものだけ読んでもらえると嬉しいです。

「地域で働く」キャリアの考え方。他

1/20から1/26までの備忘録です。

自分のタグの変様と、発信の信憑性。

所属している『Pathfinder』では、「Quality of Life(人生の品質)」の向上を目的に、

①ツーリズム(≒観光)
②教育
③アート
④コミュニティ

という4つの切り口から、リサーチ及びプロジェクトの発足をしています。

参考:事業研究開発の『Pathfinder』にジョインすることになりました。

 

Pathfinderとして今動いているプロジェクトの1つに、「探究学習」をテーマとしたWebメディア『学びを探究するメディア Q』があります。

参照:学びを探究するメディア「Q」(外部リンク)

プロジェクトチームに参加したばかりの僕は、まずは今出ている記事を全て読み込むことから始めました。

 

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一通り読み込んでみた僕は、

「ああ、これはめちゃくちゃ面白いな」

と思いました。

ますます”正解”がなくなるこれからの世の中で、僕らが心地よくしなやかに生きていくためには、「与えられた問いを解く力」だけではなく「自分で問いを設定する力」が絶対的に必要。

そんな、僕らが感覚的に感じている「教育」に対する課題感に、20年以上前から取り組んでいる人がいることを知り、ある種の感動すら覚えました。

 

で、早速いつものように記事をTwitterでシェアしようと思ったんだけど、なんとなく、「まだ早いかな」と思った。

というのも、今まで『居候男子』として1年半活動してきた僕には、「移動生活」や「地方創生」というタグは付いていても、「教育」というタグは付いていないから。

なんの脈絡もなしに自分のタグと離れたコンテンツを「面白い!」ということは、とても、広報的な見え方をしてしまうような気がしました。

 

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…とまあ、そんなのはもちろん僕の考えすぎであって、僕をフォローしてくれている方の99%はそんなこと気にも留めないハズだけど。

ただ、僕がPathfinderに参加すると同時に個人のブログを再開することにしたのも、結局このあたりが理由だろうなあと思っています。

 

僕のブログを丁寧に読んでくれている残りの1%の方に、自分の心境の変化を一つ一つ開示していくこと。

それが、「面白い!」を「面白い!」として認識してもらうために、踏んでおかないといけないステップなんじゃないかなと思っています。

(終)

「地域で働く」キャリアの考え方。

先日、こちらのイベントに登壇してきました。

 

「地域で働く」というテーマでお話をするとき、参加者の方から多くいただくのが、以下の質問です。

「専門的なスキルを持たない人は、地域でどんな働き方ができるのでしょうか?」

ここでは、この話を少し。

 

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冒頭の質問が出てくる背景について、少し補足します。

例えば、デザイナーやエンジニアといった専門的なスキルを持った人であれば、地域で活躍するイメージがしやすいのかもしれません。

あなたがデザイナーであれば、地域の産品のパッケージデザインができるかもしれない。

あなたがエンジニアであれば、地域の企業のWebサイトを作ることができるかもしれない。

 

その気持ちは、僕もすごくわかります。

でも、必ずしも専門的なスキルを持っていなくても、地域で活躍することはできると思っています。

 

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僕は、ローカルキャリアの考え方は、会社のキャリアの考え方と似ているなと思っています。

先日のイベントで使った資料を、そのままこちらに添付しますね。

会社のキャリアには、入り口が2つあります。

デザイナーやエンジニアといった「専門職」だけでなく、営業や事務といった「総合職」(と、便宜上ここではそう書く)としての入り口がある。

 

この考え方は、ローカルキャリアにおいても同じように転用できると思っています。

ローカルキャリアにおいても、会社のキャリアと同じように、「総合職」としての入り口と、「専門職」としての入り口がある。

そこでの下積み期間を経て、地域課題を解決するような自分主導の企て(戦略職)が生まれると思っています。

 

なんだけど、「地域で働く」をテーマとしたイベントに登壇するのは、下の図の赤いところにカテゴライズされる人たちが多いです。

冒頭で例に挙げた、

「専門的なスキルを持たない人は、地域でどんな働き方ができるのでしょうか?」

という質問は、総合職(会社)にカテゴライズされる方からいただくことが多いんじゃないかなと思っています。

 

本来もっとも自然な彼らのローカルキャリアは、

総合職(会社)→総合職(地域)→戦略職(地域)

になるはずなんだけど、身近でイメージしやすいのが、

総合職(会社)→専門職(地域)
総合職(会社)→戦略職(地域)

の2つしかないから、冒頭の質問に繋がっているような気がする。

 

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では、ローカルキャリアにおける「総合職」とは、具体的にどんなものがあるのでしょうか?

僕は、自分のスキルをベースに仕事をつくる「専門職」に対し、「総合職」の仕事のつくり方は、地域のニーズ(人材不足)に徹底的に向き合うことだと思っています。

僕がしてきたことでいうと、酒屋さんで働いたり、一次産業の現場で働いたりすることは、「総合職」的な仕事の仕方だと思う。

ここで重要になってくるのが、「次に繋がる働き方」をすることです。

単に自分の時間を切り売りするだけだけだと、まちづくりに深く関わる働き方はなかなかできません。

具体的にいうと、地域におけるまちづくりのキーマンの近くで働くことは、地域で「総合職」として働く上でのポイントの1つかなあと思っています。

 

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最後に、ローカルキャリアにおける「専門職」と「総合職」、および「戦略職」のポイントについてまとめたスライドを貼っておくので、参考にしていただけると嬉しいです。

(終)

終わりに

以上です。

2月の頭から、東京・下高井戸に拠点を移すことになりました。

せっかくなので、『HafH』と併用してみようかなと思っている。

参照:HafH(外部リンク)

また来てね!