週刊居候男子

「文章を書くこと」の要素分解。他

こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。

 

『居候男子』という肩書きで活動している僕は、およそ1ヶ月ごとに引越しをしながら各地を転々とする暮らしをしています。

10/13からは、福井県鯖江市にきてる。

参考:ゆるい移住全国版2019(外部リンク)

今回の滞在は普段よりも期間が長く、10/13から11/27までの約1ヶ月半の滞在だったんだけど、なんやかんやアッという間に終わりましたね。

 

鯖江を出た後は、兵庫県香美町に少し立ち寄り、来週の今頃は和歌山県の海南市に到着している予定です。

参考:みかん援農(外部リンク)

 

今日は、この1週間で考えたことをつらつら書いていきます。

やや長いですが、見出しごとに内容が完結しているので、見出しを見て気になったものだけ読んでもらえると嬉しいです。

「文章を書くこと」の要素分解。他

11/18から11/24までの備忘録です。

「文章を書くこと」の要素分解。

先日、鯖江で出会った友人のnoteを読んでいて、

「うわ、この子、文章めっちゃ上手いな…!」

と思いました。

 

もちろん、文章のプロである訳でもない僕のいう「上手い」というのは、どちらかというと「(この文章が)好きだ」といった方が適切なのかも知れません。

しかしながら、今までにも誰かの文章を読んで、「うわ、この人めっちゃ文章上手いな…!」と思ってしまうことは何度かあったので、じゃあ僕がそんな風に思うのはどんな書き手なのかなと、今回少し考えてみました。

尚、はじめに断っておくと、ここで触れる「文章」というのは、いわゆる「エッセイ」や「オピニオン」と呼ばれる書き手の心情や思考を主題とした文章のことです。

 

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「文章を書くこと」には、3つの要素があると思っています。

①思考すること
②言語化すること
③表現すること

の、3つです。

 

これは言葉のままなので詳細な解説はしませんが、流れで言うと、

①面白いことを考えて(ユニークな切り口を設定して)
②考えたことを言葉にして(わかりやすい言葉に変換して)
③構成や言葉選びによって”表現”としての文章の質を高める。

ってことなのかなと。

 

いくつか補足をすると、まず①と②は関連性が非常に強いです。

というのも、たとえ①の「思考」が優れていたとしても、②の「言語化」がある水準に達していなければ、優れた「思考」として表に出てこないから。

逆に②の「言語化」が優れていても、①の「思考」がユニークでなければ、それは単に”当たり前”のことを書いているだけになってしまって、これもあまり文章として優れているものには見えません。

ちなみにインターネットで目立つ人は、①と②の2つが秀でていることが多いなと思っています(ただし、「①と②が秀でている」=「インターネットで目立つ」ではない)。

 

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はじめの話に戻ります。

鯖江で出会った友人を含め、僕が「うわ、この人めっちゃ文章上手いな…!」と思ってしまうのは、③の「表現」に優れた人です。

心地よいリズムやユニークな表現で文章を”読まされる”と、「すごいなあ」と思う。

 

①の「思考」と②の「言語化」については、自分が真っ当に力をつけて戦わないといけないフィールドだと思っています。

ただ③の「表現」については、自分が戦えるフィールドではちょっとないなと思っていて、優れた「表現」によって書かれた文章を読むと、純粋なリスペクトの気持ちが前に出る。

 

ちなみに、僕が自分のことを「書き手」として名乗らないことを決めているのも、そんな理由です。

(終)

「子育てシェアハウス」に求めること。

最近僕の周りで、

「シェアハウスでみんなで子育てしたいんだよね」

という人が、かなり沢山います。

 

これはどういうことかというと、「カップルでシェアハウスに住んで、結婚し子供ができてもそのままシェアハウスに住み続け、子育てをシェアメイトたちと一緒にする」、そういう状態。

シェアハウスに長く住んだ経験のある人からは、比較的よく出てくる意見です。

ちなみに僕は今のところ結婚の予定はないし、子育てもしたことがないんだけど、「シェアハウスでみんなで子育てしたい」というこの感覚は、結構わかる。

 

シェアハウスで子育てをしたい理由として、僕がよく聞く意見でいうと、

「小さいうちから多様な価値観に触れさせたい」

「仕事をしながら子育てしたい(住民同士でカバーし合いたい)」

辺りが多いです。

 

さらにいうと、シェアハウスでの生活に慣れ親しんでいる僕らからすると、子供が出来たことを理由にシェアハウスを出るということ自体が、なんだか不自然なことであるような気もしている。

 

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少し話は変わるけど、子育てをコミュニティ単位で行うということは、今後ますます”普通の”選択肢の一つになると思っています。

さらに長いスパンでいうと、介護なんかもコミュニティ単位で行われるようになる可能性がある。

 

とすると、子育て(や介護)に特化したシェアハウスはこれからサービスとしてもっと需要があるだろうと思っているんだけど、今時点であまり一般化はしていないなと感じています。

渋谷の『Cift(シフト)』のような先進的事例の話は時々聞くけど、一般向けのサービスという形では、あまり聞かない。

参照:生活も仕事も共有し自室も隣人に解放する渋谷キャスト「Cift」——“拡張家族”という理想を求める29歳(外部リンク)

 

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そんな訳で、仮に「子育てシェアハウス」が一般向けのサービスとして展開されるようになったら、どんな要素があれば嬉しいかなと考えてみました。

欲を言えば、知り合いの不動産業界の方がなんか上手いこと作ってくれないかなという気持ち。

 

声を大にして求めたいのは、以下の2点です。

①単一家族のプライベートスペースが欲しい
②コミュニティの質を担保する仕組みが欲しい

 

ちなみに、①は「小規模のシェアハウス(最大15人程度)に求めたい要素」で、②は「大規模のシェアハウス(50人〜100人程度)に求めたい要素」です。

大規模のシェアハウスには実際に住んだことはないのですが、不動産業界の友人からよく聞く話と、小規模のシェアハウスでの経験をもとに仮説を立てています。

 

まず①、「単一家族のプライベートスペースが欲しい」について。

ドミトリーや相部屋に慣れ親しんでる身からすると、「個室別にいらなくね?」って気もしてしまうんですが、いざ結婚してそこで子育てすると考えると、やっぱり(鍵のかかる)個室は必要だろうと思います。

これはまだ上手く言語化できてないんだけど、「シェアハウスでみんなで子育てしたい」っていう人に聞いてもほぼ100%「個室欲しい」って言います。

工事をいれられるなら、シェア住戸内に玄関ドアのようなモノを設け、中にプライベート用の機能(ミニキッチンとか納戸とか)が多く含まれているほど良いです。

 

次に②、「コミュニティの質を担保する仕組みが欲しい」について。

シェア住戸が大規模になればなるほど、当然コミュニティの質を担保するのは難しくなります。

子育てシェアハウスが”サービス化”し、料金に対する対価を求める住人が増えるはず。

それは至極真っ当なことだけど、シェアハウス経験のある人がシェアハウスでの子育てを望むのは、「そのコミュニティが心地よいこと」が大前提にあることを忘れてはいけません。

コミュニティの質を担保するために、シェアハウス内にコミュニティマネージャーを設けるなどは最低限した方がいいだろうと思います。

 

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そんな感じです。

来年はソーシャルアパートメントみたいな大規模シェアハウスにも住んでみたいなあと密かに思っています。

参照:ソーシャルアパートメント(外部リンク)

(終)

終わりに

以上です。

先日森くん(@moririful)に河和田の街を案内してもらい、つくづくここは、「県」「市(地区)」「家」のそれぞれのレイヤーで面白さがある町だなあと思いました。

この辺りのことについて、だいぶ頭の中で整理はされてきているはずなんだけど、いざ書こうとするとどうも手が動かないので、もう少し寝かしてみます。

また来てね!