週刊居候男子

一人暮らしと共同生活の違いに係る見解。他

こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。

 

『居候男子』という肩書きで活動している僕は、およそ1ヶ月ごとに引越しをしながら各地を転々とする暮らしをしています。

10/13からは、福井県鯖江市にきてる。

ちなみに鯖江滞在は普段より少し期間が長く、11/27までのおよそ6週間滞在する予定です。

参考:ゆるい移住全国版2019(外部リンク)

 

11/27以降は、おなじみ兵庫県香美町に少し足を運んだ後、12月の頭から和歌山県海南市でみかん農園のお手伝いをしてきます。

参考:みかん農園(外部リンク)

 

今日は、この1週間で考えたことをつらつら書いていきます。

やや長いですが、見出しごとに内容が完結しているので、見出しを見て気になったものだけ読んでもらえると嬉しいです。

一人暮らしと共同生活の違いに係る見解。他

11/11から11/17までの備忘録です。

一人暮らしと共同生活の違いに係る見解。

まだ確定ではないのだけど、年始はおそらく東京で暮らします。

東京のシェアハウスに、PR要員みたいな形でジョインすることになりそう。

 

で、こちらのシェアハウスにお世話になるのはおそらく1ヶ月、長くても2・3ヶ月程度だと思うんだけど、そのまましばらく東京に滞在してみるのも面白そうだなと思っています。

(まじでまだ未定だけど。)

 

そんな話を、今鯖江で一緒に暮らしているアキさん(@tanacaaaats)としている時に、ふと受けたのが以下の質問。

「東京で暮らす場合、一人暮らしするの?それともまたシェアハウスに住むの?」

 

少し考えて僕は、「住むならやっぱりシェアハウスですかねえ〜」と答えて、その理由をアキさんに説明したところ、

「へえ〜そんなこと考えたこともなかったよ〜」

と面白がってくれたので、これについて少し書きます。

 

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一人暮らしと共同生活、違いはたくさんあります。

「一人暮らしは自分好みのインテリアを作れる」

「共同生活は家に帰って話せる人がいる」

「共同生活は人を家に呼ぶのに気を遣いそう」

…と、一般的な話をすると色々ありすぎるので、ここではこれ以上触れません。

 

ここから先は僕の話。

僕にとって、一人暮らしと共同生活との最も大きな違いは、「生活のルールを自分で作るか、既にあるルールに適応するか」だと思っています。

家具家電の買い揃えに始まり、食器の置き場所、ゴミの置き場所、および捨てるタイミング、水回りの使い方…。

そんな生活のルールを、一人暮らしの場合は一つ一つ自分でカスタマイズしていく必要がある一方で、共同生活の場合は、既に営まれているルールに自分を合わせることになる。

僕はこの視点で、共同生活の方が暮らしやすく、自分に合っているなと思います。

 

「え、本当にそんなところ?」

と思われる方もいるかもしれないけど、僕にとってはそんなところが大事。

 

僕は、「自分が考えないといけないこと」を、出来るだけ少なくすることに喜びを感じるタイプです。

同じ洋服をたくさん買って、自分の装いのパターンを減らしているのも同じ話。

参考:毎日同じ服を着る「私服の制服化」のメリットは?フリーランスにオススメ

一人で暮らすことで、生活のルールを一つ一つ自分でカスタマイズしていこうと思うと、細かいところにこだわり過ぎて疲れてしまうんですよね(経験談)。

だったら既にあるルールに自分を適応させて、「生活のルールを作ること」を自分の支配下から出してあげた方が、ラクに過ごすことができるなと。

 

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以上が、今の時点で僕がシェアハウス暮らしを気に入っている大きな要因の一つです。

とはいえ、一人暮らしはもうかれこれ4、5年していないので、逆にやってみるのも面白そうですけどね。

(終)

取材や登壇を依頼された時に考慮する点。

先日、とある企業に務める友人から、こんな質問を受けました。

「木津さんがイベント登壇を依頼される時、依頼内容のどんな点を考慮して話を受けるか否かを決めますか?」

 

聞くとその友人は、今後企業人としてイベントを企画し、登壇依頼をする側の立場になる可能性があるとのことで、そんな質問をしたんだとか。

僕もそんなにたくさんの登壇依頼をいただく訳ではないのですが、依頼を受けた際に考慮することをまとめてみたところ、「めっちゃ参考になった!」と言ってもらえたので、こちらでもまとめてみます。

尚、イベント登壇に限らず取材の依頼についても概ね同じです。

 

影響の大きい要素から順に、以下のようになります。

①イベント内容と自分の活動(思想)との親和性
②イベント主催元の権威性
③日程
③義理
④ギャラ

 

基本的に、影響が大きいのは①と②。

どちらも③になっている【③日程】と【③義理】の優先度は、だいたい同じくらいです。

 

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順番に、簡単に説明していきます。

 

まずは何と言っても、【①イベント内容と自分の活動(思想)との親和性】です。

もっと噛み砕いていうと、そのテーマについて自分が語りたいか否か。

例えば「移動生活」や「関係人口」といった内容であれば、自分が話せることもありそうだし、また自分が話すことに対しての納得感もあります。

逆に自分が普段語らない内容や、自分の周りにもっと適任者がいる場合は、他の人を紹介すると思う。

 

親和性と同じくらい重視するのが、【②イベント主催元の権威性】です。

これは世俗的な話になっちゃうけど、「〇〇主催のイベントに招待されちゃったああああ!」って言いたいだけです。笑

でも主催元の権威性の話はなんだかんだバカにできなくて、そのイベントをキッカケに普段接点のない人に自分のことを知ってもらう機会が作れると考えると、やっぱり大事かなと。

あと自分の信用にも繋がる。

 

影響が大きいのは、以上の2点です。

他に考慮するのはまず【③日程】で、打診された日に開催場所と違うところに住んでいる場合は、基本的には泣く泣くお断りします。

こんな生活をしていることもあって、「次いつ東京いますか?」から話が始まることもあるんだけど、それについては本当にありがたい限り。

また早い段階で打診をいただくと、イベントありきで滞在スケジュールを組むこともあります。

【③日程】と同じくらいのウェイトがあるのが【③義理】で、普段よくしてもらっている人、あるいはこれから接点が増えそうな人からの依頼であれば、なるべく対応したいなと思っています。

 

最後は【④ギャラ】。

①から③までを考慮した上で、受けるか受けないか決められない時は、最後ギャラで決めます。

金額はその時々ですが、5,000円か1万円で打診いただくことが多いです。

 

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そんな感じです。

これはあくまで僕の例ですが、人に登壇・取材依頼をされる際の参考になると嬉しいです。

(終)

「自分はどう生きたいのか」を問い直す。

11月の上旬、一度関東に帰った時、東京に住む友人からこんなことを尋ねられました。

「今鯖江だよね?鯖江では何をしているの?」

 

月一引越しの移動生活をしている僕は、滞在地域ごとにテーマを設定していたり、現地で何かしらの仕事を抱えたりすることが多いです。

例えば千葉・金谷では、人を呼び込む企画をしてみたり、

石川・能登では、ブログの講師をしてみたり。

なんかまあ、そんな感じ。

冒頭の「鯖江では何をしているの?」という質問が出てくるのも、きっとそんな文脈だと思います。

 

結論から言ってしまえば、鯖江では何もしていません。

特に企画もしてないし、現地で仕事もしてないし、何なら個人として抱えているタスクもほぼない。

 

鯖江での生活に関しては、かなり意図的に、「何もしない暮らし」をしています。

毎日2時間以上歩いてる。

 

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さっきも書いた通り、鯖江の一つ前の拠点である石川・能登では、ブログの講師をやらせてもらっていました。

そしてそれに兼ねる形で、2人の受講生のメンターも務めさせてもらった。

参考:居候男子能登編で考えたこと。

 

メンターの仕事を一言でいうと、「受講生の人生を一緒になって考えること」です。

受講生の「こうしたい」「ああしたい」「こう思う」にくどいくらい「なぜ?」を重ねて、中長期的なスパンで彼/彼女が向かっていく先を一緒に考えていく。

「君はどう生きたいのか」を1ヶ月問い続け、具体的なタスクに落とし込んでいく仕事です。

 

人に徹底的に寄り添う経験をしてこなかった僕にとって、とても新鮮で、本当に学びの多い1ヶ月になりました。

 

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そんなメンターとしての仕事をする中で、「自分はどう生きたいのか」を改めて問い直すことになったのは、ごくごく自然なことでした。

「なぜそうしたい?」

「なぜそう思う?」

「なぜ?」

自分のメンティに向けた数々の「なぜ?」は、一人の時間になるとそのまま自分に返ってきた。

 

今僕は、特別路頭に迷っている意識はありません。

「やりたいこと」や「今やっていること」、「そう思う理由」についても、それなりに筋道立てて話すことができる。

1年間毎日自問自答し続けた経験は、今自分の武器になっていると明確に思います。

参照:ブログを始めて1年が経ちました。

 

ただ同時に、「自分はどう生きたいのか」を時間をかけて作り込み過ぎてしまって、疑いの目が向けられていなかったのも正直なところ。

あるいは、人に説明するためのツールとして、ブラックボックス化してしまっていたようにも思えます。

 

であるならば、もう一度自分の一番ピュアな声に耳を傾けて、「自分はどう生きたいのか」を問い直してみることが、今の自分には重要なのかも知れない。

そんなことを考えて、鯖江では一度足を止めてみることにしました。

 

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はっきりと自分にストップをかけたのは、10月の後半から11月の半ば頃まで。

まあまあ休んだけど、結果的にすごく良かったです。

ある意味で、『田舎フリーランス養成講座』でメンター講師をやらせてもらったのも、自分にとってはいいタイミングだったのかもしません。

参考:田舎フリーランス養成講座(外部リンク)

 

ビジョンもタスクも手放して、徹底的に自分のことを掘り下げてみるのも、なかなかオススメです。

(終)

終わりに

以上です。

ふと気づいたら、鯖江生活も残り10日ほど。

基本的に暇してたっていうのもあるかも知れないけど、ここはすごく「暮らしやすい」ので、なんだか寂しいです。

今日も福井のことを少し書こうかと思ったんだけど、長くなり過ぎたのと、これからカレーを教えてもらう約束をしているので、今日はここまでとします。

また来てね!