週刊居候男子

後ろめたさを感じるのが故郷という仮説。他

こんにちは。
木津(@ayumukizu)です。巷ではムハンマドと呼ばれています。

 

『居候男子』という肩書きで活動している僕は、およそ1ヶ月ごとに引越しをしながら各地を転々とする暮らしをしています。

10/13からは、福井県鯖江市にきてる。

また週末は、『関係人口契約』を結んでいる兵庫県香美町でイベントがあったので、大阪を経由し香美町にいってきました。

 

今日は、この1週間で考えたことをつらつら書いていきます。

やや長いですが、見出しごとに内容が完結しているので、見出しを見て気になったものだけ読んでもらえると嬉しいです。

後ろめたさを感じるのが故郷という仮説。他

10/14から10/20までの備忘録です。

毎日更新と週一更新の違い。

10月に入ってから、週に1回だけブログを更新していくスタイルを試しています。

参照:書かないことの3つの弊害

以前は毎日更新をしていたんだけど、毎日更新と週一更新とでは、いくらか勝手が違うなと思っている。

特に違いとして感じているのが、週一更新だと、書く内容の取捨選択ができるということです。

 

この一週間、人と話したり一人で考え事をしたりする中で、「これはブログに書けそうだな」と思ったことは逐一スマホにメモしていました。

で、今日。メモに書かれたネタを一通り眺めて、その中からどれを書くかを決めた。

その週自分が考えたことの中で結局何が大事なのか、何を書き留めておきたいのかを改めて考え、順位付けする時間が取れました。

 

ただ、これが良いのか悪いのかは、正直まだあまりピンと来ていません。

思い付きでしかない考えをそれっぽく書かなくなったと考えれば、悪くない気はする。

なんだけど、一拍おいて理性というフィルターを通す分、書く内容に慎重になってしまう(必要以上に忖度してしまう)ような気はしていて、そこは十分に気をつけたいなと思っています。

新しい拠点と生活のフィックス。

新しい拠点について最初の2・3日は、生活をフィックスさせる時間です。

そんな話を能登から一緒に来ていたぼりさん(@borilog)に話したら、

「”生活をフィックス”って多分木津っちしか使わない言葉だね」と言われたので、これについて少し書きます。

 

生活をフィックスさせるとは、慣れた生活の中では考える必要がないことを、新しい生活の中でも考えなくて良い状態にすることです。

具体的には、住んでいる場所(シェアハウスなど)の利用ルールを確認したり、日用品を買い足したり、wifi環境の整っている作業スペースを確認したり、そんな話。

これはつまり、1日のルーティーン(≒生活)を決めるということでもあります。

 

ちなみに生活をフィックスさせないと、圧倒的に疲れます。

1日の中で考えることが多すぎて、数日日常生活を送るだけでヘトヘトになる。

生活をフィックスさせて初めて、頭がクリアになって、日常の細部に目を向ける余裕が生まれる。

参照:余白のある「普通の1日」に、その暮らしならではのエッセンスを加える。

後ろめたさを感じるのが故郷という仮説。

冒頭で書いた香美町ツアーの話を少し。

雨でプランが大幅に変更になるというトラブルがありつつも、とても楽しい会になりました。

企画者の皆様、本当にどうもありがとうございました。

参考:川と海で生き残れ!?プチサバイバルキャンプ!in香美町(外部リンク)

 

また、ありがたいことに今回のツアーは、僕の友人もたくさん参加してくれました。

以前住んでいたシェアハウス『モテアマス三軒茶屋』関係の友人、大阪で暮らしていた時にできた友人、twitterで繋がっている友人…

自画自賛したいわけでは全くないけど、彼彼女らが今回香美町に足を運んでくれたのは、僕が香美町の関係人口として昨年から継続的に関わってきたことが無関係ではないはずです。

だから、余計に嬉しかった。

参考:8/24東京開催「勝手に円卓会議【香美町編】」で考えていること

 

ただ、だからこそ。

香美町に向かう電車から雨を見ていて、少なからず、後ろめたい気持ちにもなりました。

 

あえて言うけど、香美町はまだ途上の町です。

僕の愛着をたくさん伝えることはできるけど、フラッと来てくれたお客さんを楽しませられるだけのコンテンツが十分にあるかと言われると、正直、言いよどむ。

東京から片道6時間もかけて足を運んでもらって、「なんだこんなものか」と拍子抜けされてしまわないだろうか。

というか、そもそもツアーは晴れを前提に作られているものだから、これだけ雨が降っていれば満足度が上がらず、失望させてしまうこと必至なのではないだろうか。

 

…そこまで考えて、笑ってしまいました。

多分この思考は、各地で出会った「うちの町には何もない」という言葉の裏にある思考と同じなんだろうなと。

 

東京近郊の千葉の町で育った僕には、故郷と言える町がありません。

だからよく知らなかったけど、自分事として捉えている町に人を連れて行くのは、どうやらそれなりに緊張するようです。

香美町が、自分の中で故郷らしくなってきたっぽい。

旅行は移動コストのウェイトが大きい。

香美町のイベントは、久しぶりに「旅行」という感じでした。

ここでいう「旅行」とは、1泊から5泊くらいまでの短期滞在のことを指しています。

ちなみに普段僕は1つの拠点にだいたい1ヶ月程度、短くても2週間は滞在するので、「旅行」をしているという感覚はありません。

どちらかというと、「引越し」といった方が感覚的に近い。

 

久しぶりに「旅行」をして思ったのは、

「移動のウェイト大きいな…」ということです。

今回の香美町ツアーは1泊2日だったんだけど、1日目の昼過ぎに現地で集合して、2日目の午前中には同じく現地で解散をしました。

滞在時間に対して、移動にかかったコスト(時間とお金)のウェイトが大きかった。

 

少し話は変わるけど、こんな生活をしている僕は今までも、

「移動してると移動費とかバカにならないんじゃないの?」と言われることが度々ありました。

なんだけど、正直移動費は高いっちゃ高いけど、言うほど気にならなかった。

移動費よりも、現地での交際費を含む食費の方がむしろ気になるくらいでした。

 

ただ今回久しぶりに「旅行」を経験してみて、短期滞在(≒旅行)を前提とすると、移動にかかるコストはバカにならないんだなと改めて実感した。

そして見方を変えると、僕のように数週間の中長期滞在を前提とすれば、地域へのアクセスの悪さや移動にかかるコストは、地域の弱点にはならないんだなとも思いました。

終わりに

以上です。

今日書くのめっちゃ時間かかってしまった。

ノリで「週刊居候男子」というカテゴリーをつくってみたのですが、どんな感じで週一更新していくかは未定です。

今日は短編集みたいにしてみた。

また来てね!